日本に1300年以上伝わる本当の熱中症対策とは?
こんにちは、YOUはり灸施術院の岡崎優です。
夏本番、猛暑日が続くと心配になるのが「熱中症」。
その予防策として、ポカリスエットやOS-1などのスポーツドリンクを選ぶ人も多いでしょう。
しかし、それらに頼りすぎると、実は逆効果になることもあるのをご存じですか?
今回は、「本当に身体にやさしい熱中症対策」をテーマに、日本古来から続く伝統の飲み物をご紹介します。
熱中症対策に甘い飲み物はNG?
熱中症になると、水分と一緒に塩分やミネラルが失われます。
そこで、ポカリスエットやOS-1のような電解質を含む飲料が注目されてきました。
しかし、こういったスポーツドリンクには大量の糖分が含まれています。
これが問題です。
糖分が多いと血液が酸性に傾き、脱水を助長したり、体に熱がこもってしまう可能性も。
飲み過ぎれば、逆に熱中症を引き起こす要因になってしまうこともあるのです。
では、何を飲めばいいのか?
日本には1300年以上前からある「麦茶」がある
熱中症予防において、最もシンプルかつ効果的な飲み物は「麦茶」です。
麦茶の歴史は古く、奈良時代にはすでに貴族や寺院の間で飲まれていた記録が残っています。
江戸時代には「麦湯」として庶民の間にも普及し、特に夏の屋台でよく売られていたそうです。
現代のようなペットボトルや冷蔵庫がなかった時代から、日本人は麦茶を体を冷やす飲み物として活用してきたのです。
まさに経験的知恵の結晶といえます。
麦茶のすごい健康効果5選
麦茶には、熱中症対策だけでなく、体を整えるための栄養素がしっかり詰まっています。
1. カリウム
利尿作用があり、体にたまった余分な熱を尿として排出してくれます。体温を下げる自然な働きがあります。
2. マグネシウム
筋肉や神経のバランスを整える重要なミネラル。不足するとけいれんや不調を起こしやすくなります。
3. ピラジン
血液をサラサラにし、リラックス効果も。さらに、体温を下げる作用もあるといわれています。
4. ポリフェノール
抗酸化作用があり、疲労回復や肌の健康にも役立ちます。
5. ノンカフェイン
麦茶はカフェインゼロ。子どもからお年寄りまで安心して飲めるのも大きな魅力です。
家庭で作る麦茶がいちばん効果的
もっともおすすめなのは、自宅で煮出す麦茶。
焙煎された麦を買ってきて、コトコト煮出して作ることで、成分がしっかり抽出されます。
昔ながらの味わいは、どこか懐かしく、体にもやさしい。
もちろん、ペットボトルの麦茶でも熱中症対策としては悪くありません。
甘い飲み物ばかりに頼るのではなく、「水分+ミネラル+ノンカフェイン」のバランスがとれた麦茶を生活に取り入れてみましょう。
まとめ:今年の夏は「麦茶」で乗り切ろう
ポカリやOS-1が悪いわけではありません。
でも、それらに偏りすぎると、かえって脱水や熱中症のリスクを高める場合もあります。
本当に体が求めているのは、昔ながらの「麦茶」かもしれません。
今年の夏は、冷蔵庫に麦茶を常備して、家族みんなで元気に乗り切りましょう。
お電話ありがとうございます、
YOUはり灸施術院でございます。