繰り返す胸やけ、ゲップ…逆流性食道炎を東洋医学で根本改善

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「最近、胸やけがひどくて…」

「酸っぱいものがこみ上げてくる感じがする…」

 

もしかしたら、
それは逆流性食道炎かもしれません。

 

逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することで炎症を起こす病気。

 

放置すると食道がんのリスクも高まるため、早めの対策が重要です。

 

 

 

逆流性食道炎の原因とは?

通常、食べ物が胃に入るときだけ食道と胃の間の筋肉が緩み、それ以外の時は閉じて食道を胃酸から守っています。

 

しかし、肥満や加齢、喫煙、飲酒、脂っこい食事、特定の薬剤などが原因で、この防御機能が弱まると、胃酸が逆流し、食道に炎症を引き起こしてしまうのです。

 

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病院では、胃酸の分泌を抑える薬や粘膜保護剤などが処方されますが、

 

「なかなか症状が改善しない…」という方も少なくありません。

 

 

東洋医学で考える逆流性食道炎

東洋医学では、逆流性食道炎は「脾胃(ひい)」の働きの低下が原因と考えます。

 

 

脾胃とは、消化吸収を担う臓器のことで、食べ物を食道から受け取り、消化して腸へと運ぶ役割があります。

 

この脾胃の働きが弱まると、胃酸が上がりやすくなるのです。

 

 

また、ストレスは「肝」の働きに影響し、胃腸の働きをスムーズにする機能を阻害するため、逆流性食道炎の症状を悪化させる一因となります。

 

 

タイプ別解説

  1. 胃寒(いかん)体質:冷たい飲食で悪化するタイプ。

    • 症状:胃の冷え、胃痛、水っぽい唾液、下痢

    • おすすめ食材:ネギ、生姜、シナモン、玉ねぎ、ニラ、鶏肉など

  2. 胃熱(いねつ)体質:辛いものや脂っこいもので悪化するタイプ。

    • 症状:胸の灼熱感、口内炎、口の渇き、便秘、のぼせ

    • おすすめ食材:緑茶、ゴーヤ、レタス、トマト、きゅうり、セロリ、豆腐、バナナなど

  3. 肝気犯胃(かんきはんい)体質:ストレスで悪化するタイプ。

    • 症状:胃痛、腹痛、食欲不振、お腹の張り、イライラ、憂鬱感

    • 食材:ミント、ジャスミン、三つ葉、みかんの皮、大豆製品、きのこ類など

  4. 滞(しょくたい)体質:食べ過ぎで悪化するタイプ。

    • 症状:胃のつかえ、腹痛、腹鳴、食欲不振、酸っぱいゲップ

    • 食材:大根、カブ、白菜、玉ねぎ、紫蘇、とうもろこし、ハトムギなど

  5. 脾胃気虚(ひいききょ)体質:胃腸が弱く、少しの脂っこいものでも悪化するタイプ。

    • 症状:食欲不振、お腹の張り、疲れやすい、むくみ、めまい

    • 食材:豆腐や湯葉、卵、いんげん豆、山芋、きのこ類など

 

 

鍼灸院での施術

当鍼灸院では、丁寧な問診であなたの体質を診断し、症状や原因に合わせたオーダーメイドの施術を行います。

 

ストレスタイプには自律神経を整える施術を、胃弱タイプには胃腸を整える施術をメインに行い、冷えやむくみがある場合はお灸を加えることもあります。

 

 

◎逆流性食道炎に効果的なツボ

・中脘

・天枢

 

 

 

繰り返す胸やけやゲップにお悩みなら、ぜひ一度当鍼灸院にご相談ください。

 

東洋医学で、あなたの体質に合わせた根本的な改善を目指しましょう。

YOUはり灸施術院