「肩が鉄板のようにガチガチ…」
「首筋がつっぱって頭痛まで…」
多くの方が悩まされる肩こりや首こり
マッサージやストレッチを試しても、なかなか改善しないとお感じではありませんか?
そんな方は
「東洋医学的な視点」
を取り入れることで、根本的な解決への糸口が見つかるかもしれません。
今回は、
「肩こり・首こりの東洋医学的な原因と、その改善に役立つ鍼灸」
について詳しく解説していきます。
〜東洋医学から見た肩こり・首こりの原因〜
東洋医学では、体は
「気(エネルギー)」と「血(栄養物質)」
という二つの要素によって支えられていると考えます。
この「気血(きけつ)」が全身をスムーズに巡ることで、私たちは健康な状態を保つことができます。
しかし、肩や首のあたりでこの「気血の巡り」が滞ってしまうと、肩こりや首こりが引き起こされると考えられています。
その主な原因となるのが、以下の要素です。
・気血の乱れ
気は体を動かすエネルギー、血は全身に栄養を運ぶ物質です。
ストレスや不規則な生活などによってこの気血のバランスが崩れたり、流れが滞ったりすると、肩や首に必要な栄養が行き渡らず、老廃物も溜まりやすくなります。
これがこりや痛みの原因となるのです。
・瘀血(おけつ)
「瘀血」とは、血の巡りが悪く、特定の場所に滞ってしまった状態を指します。
デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けたり、運動不足だったりすると、肩や首の筋肉周辺で血液の流れが滞りやすくなります。
この瘀血は、慢性的な肩こりや首こりの大きな原因の一つと考えられています。
・不通則痛(ふつうそくつう)
東洋医学には「不通則痛」(通らざれば痛む)という言葉があります。
これは、「気血がスムーズに通っていれば痛みは生じないが、滞ってしまうと痛みが生じる」という意味です。
肩や首において気血や瘀血の流れが滞ることで、まさにこの状態が引き起こされ、つらいこりや痛みとなって現れるのです。
〜肩こり・首こりを引き起こす生活習慣〜
東洋医学的な考え方を踏まえると、日常生活における以下の要因が肩こりや首こりを悪化させる可能性があります。
体が冷えると血管が収縮し、血行が悪くなります。
特に首や肩周りが冷えると、筋肉が緊張しやすくなり、こりを招きます。
ストレスは自律神経のバランスを乱し、筋肉を緊張させます。
また、血管を収縮させるため、血行不良を引き起こし、肩や首の筋肉が硬くなりやすくなります。
長時間同じ姿勢での作業や、日常的な運動不足は、筋肉の柔軟性を低下させ、血行不良を招きます。
特に肩甲骨周りの筋肉が硬くなると、肩や首への負担が増加し、こりを悪化させます。
猫背や巻き肩などの不良姿勢は、首や肩の筋肉に過度な負担をかけます。
これにより、特定の筋肉が常に緊張した状態になり、慢性的なこりや痛みにつながります。
〜鍼灸で「気血」の流れを整え、肩・首こりを改善〜
東洋医学に基づいた鍼灸治療は、肩こりや首こりの改善に非常に有効です。
鍼や灸を用いて、全身の気血の巡りを促進し、瘀血を取り除くことで、こりや痛みを和らげていきます。
当院の鍼灸治療では、肩や首の直接的なこりだけでなく、全身の状態を把握し、体質や症状に合わせたオーダーメイドの施術を行います。
冷えが原因であれば体を温めるツボを、ストレスが原因であれば自律神経を整えるツボを選ぶなど、根本的な原因にアプローチすることで、肩や首のこりを和らげ、再発しにくい体へと導いていきます。
慢性的な肩こりや首こりは、日常生活の質を大きく低下させる可能性があります。
もしあなたが長年この症状に悩んでいるなら、東洋医学の視点と鍼灸治療を取り入れてみるのはいかがでしょうか?
お電話ありがとうございます、
YOUはり灸施術院でございます。