更年期障害とは?
更年期障害とは、閉経の前後にあらわれる多種多様な症状のことを指します。
卵巣機能の低下、特に女性ホルモンであるエストロゲンの分泌低下が大きな原因です。
主な症状は、自律神経失調症と似ており、
- ほてり・のぼせ
- 頭部の熱感・手足の冷え
- イライラ・抑うつ感
- 不眠・発汗
などが代表的です。
西洋医学的にはホルモン補充療法(HRT)が中心となりますが、薬に頼りすぎず自然に整えたい方には「鍼灸」という選択肢があります。
東洋医学からみる更年期障害
東洋医学では、更年期障害を「腎(じん)」の衰えと関連づけて考えます。
女性は14歳で腎の気が満ちて月経が始まり、49歳で腎の気が衰えて閉経を迎えるとされています。
この「腎の気」の減少が、体内の陰陽バランスを崩し、様々な不調を引き起こすのです。
腎虚(じんきょ)とは?
腎の働きが弱ると「腎虚」となり、そこから2つのタイプに分かれます。
- 腎陰虚(じんいんきょ):身体を冷やしたり潤す力が不足
→ のぼせ、ほてり、寝汗、不眠など - 腎陽虚(じんようきょ):身体を温める力が不足
→ 冷え、疲労感、夜間頻尿、食欲不振など
さらに、イライラ・抑うつといった精神症状が強い場合は「肝(かん)」、消化不良や下痢がある場合は「脾(ひ)」の不調も関わってきます。
鍼灸による更年期障害の治療
鍼灸では、更年期障害に対して 「補腎(ほじん)」=腎を補う施術 を中心に行います。
さらに症状に応じて「心・肝・脾」といった臓の調整を加え、全身のバランスを整えます。
鍼やお灸でツボを刺激することで、自律神経の安定や血流改善、ホルモンバランスの調整が期待できます。薬に頼らずに体質改善を目指したい方におすすめです。
更年期障害におすすめの食材
鍼灸治療と合わせて、日常生活で取り入れられる「食養生」も効果的です。
陰虚タイプ(ほてり・のぼせ・ホットフラッシュ)
- やまいも、小麦、黒ゴマ、イカ、エビ、桃
肝の症状(イライラ・抑うつ感)
- しそ、みかん、ゆず
陽虚タイプ(冷え・疲労感・夜間多尿)
- くるみ、にら、羊肉、栗
脾の症状(食欲不振・下痢・胃腸虚弱)
- さつまいも、しょうが、かぼちゃ、さくらんぼ
こうした食材を意識して取り入れることで、体調をサポートすることができます。
大阪・豊中で更年期障害に鍼灸を受けるなら
更年期障害は「年齢のせいだから仕方ない」と思われがちですが、東洋医学の視点でみると改善の余地はたくさんあります。
ホルモン治療だけでなく、鍼灸や食養生を取り入れることで心身が整い、毎日がぐっと楽になる方も多いのです。
大阪・豊中で更年期障害にお悩みの方は、ぜひ一度鍼灸を体験してみてください。
当院では丁寧なカウンセリングを行い、一人ひとりの体質に合わせた施術をご提案しています。
👉 更年期の症状でお困りの方へ
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