【更年期障害】寝汗や火照り体質の原因を鍼灸師が解説!〜陰虚〜

どうもこんにちは、鍼灸師のYOUです

 

今回は、

『潤い不足体質の陰虚タイプ』

についてお伝えしていきます。

 


・更年期にさしかかり顔がほてる

・喉の渇きや肌の乾燥がある

・寝汗がよく出る


 

こんな人は、
東洋医学で「陰虚」という体質かもしれません

 

今回は、その陰虚について

・陰虚とはどういう体質なのか

・陰虚になる原因と解消法

・陰虚に効くツボ

をご紹介していきます!

 

 

のぼせや寝汗、更年期症状を改善したい、、、

これから更年期に差し掛かるので不安、、、

 

 

そんな方は、今回の動画が参考になると思いますので
ぜひ最後までご覧ください!

 

 

陰虚とは何か

 

陰:気血水の「水」に当たる。潤い、冷やす性質があります。

虚:不足している状態。

 

つまり、陰虚とは「身体の潤い不足状態」を表します。

 

 

この陰虚、身体の潤い不足状態になるとどうなるかというと

・のぼせや火照りがある

・寝汗がよく出る

・口や目、喉の渇きが治らない

・肌がカサカサする

・寝汗をよくかく

・コロコロ便

・顔が赤くなる

・夕方から微熱が出る

 

といった症状が出てきますので、
この中でいくつか当てはまっている人は陰虚タイプになります。

 

※陰(水)は年齢とともに減っていくので、
更年期に差し掛かっているかたは当てはまる人が多いと思います。

 

 

陰虚になる原因

・加齢(更年期)

・夜更かし:陰を増やす時間帯に寝れていない

慢性病:陰の消耗

刺激物:辛い、酒、タバコなど

栄養ドリンク、カフェインの摂り過ぎ:体に熱を産んで、潤い不足に。

 

これによって、
身体の潤いが不足して陰虚の状態になります。

 

 

陰虚の改善法

・睡眠:24時までには寝る事。夜の陰の時間帯は潤いをチャージします。

・過労:体が興奮から熱っぽくなり、冷ます力を消耗。結果、冷ます力が落ちてしまいます。

 

*水分の取りすぎ注意

・取りすぎると余分な水分が多くなる(鼻水、湿疹、めまい、水太り)

・胃腸、腎臓に負担をかけ、陰虚を強めてしまう。

 

*サウナも注意

最近サウナブームですが、今回のような陰虚体質の方は、「火に油」で症状を強めてしまいます。

 

 

陰虚におすすめの食事

陰虚を改善するために身体を潤す食材がおすすめです。
東洋医学で「白い食材」は身体を潤す効果があると言われています。

 


白菜、白キクラゲ、豆腐、豆乳、豚肉、山芋、アスパラガス

小松菜、梨、乳製品(チーズ、ヨーグルト)キウイ、ハチミツ

りんご など


 

酸甘化陰:酸味+甘味は「潤いが生まれる」と言われています。
例えば、「米と梅」、「レモンとハチミツ」など。
りんごや桃もおすすめです。

 

 

陰虚に効くツボ3選

水は五臓で「腎」なので、腎臓のツボがおすすめです。

 

①「関元」かんげん

場所:おへそから指4本分下へいったところ。
   腎が弱っているほとは、ここがぺこぺこしています。

   手を重ねたり、お灸で温めるのがおすすめ。

「腎の募穴」と言って腎の働きを補ってくれるツボです。

 

②「湧泉」ゆうせん

場所:足をグーした時に一番凹んでいるところ。
   足を3当分した時の爪先から3分の1のところ。

   気持ち良いくらいにマッサージやお灸がおすすめ。

 

「腎陰」を補うツボ。陰虚にはもってこいのツボです。

 

 

③「尺沢」しゃくたく

 

場所:肘を軽く曲げた時に出る腱の外側のくぼみ。

   痛気持ち良いくらいでマッサージがおすすめ。

 

肺を潤して咳を止めるツボとして有名です。

 

 

最後に

ということで、
潤い不足体質の陰虚タイプについてお伝えしました。

 

当院でも更年期症状で来られる方や、違う症状で、更年期も悩んでいるという方を見させてもらうことが多々あるのですが、更年期の症状って結構しんどいんですね。

 

年齢的なものなので、スッキリ改善しなくても、しっかり日頃の養生をすると
症状を抑えられたりしていくので、今回の記事を参考にしてもらえたらと思います。

 

また今回の養生法やセルフケアをしたけど変わらなくて困っている方は
鍼灸治療でも、陰虚を解消する手助けができますので施術に興味がある方は下の概要欄にHPがありますのでチェックしてみてください(^^)

 

 

最後まで見ていただいておりがとうございました!

YOUはり灸施術院