- 「まぶたや口元が勝手にピクピク動く」
- 「疲れてくると顔の片側だけ痙攣する」
このようなお悩みで来院される方が増えています。
片側顔面痙攣は見た目の変化だけでなく、人前に出ることへの不安やストレスにもつながりやすい症状です。
当院では、この症状を単なる「顔の筋肉のトラブル」としてではなく、自律神経と筋緊張という体全体のバランスの乱れとして捉え、鍼灸施術を行っています。
片側顔面痙攣とはどのような症状か
片側顔面痙攣は、顔の片側(まぶた、頬、口角など)が自分の意思とは関係なくピクピクと動いてしまう状態を指します。
多くの場合、まぶたのけいれんから始まり、進行すると頬や口元まで広がることがあります。
緊張時や疲労時、パソコン作業やスマートフォンの使用が続いたときに悪化しやすいという特徴が見られます。
なぜ起こるのか|当院の五分類理論から見た原因
当院では、自然治癒力(正気)がうまく働かない背景を5つの臓腑機能異常に分類して評価しています。
片側顔面痙攣の場合、特に以下の分類が関わっているケースが多く見られます。
①神経・ホルモンバランスの乱れ(自律神経障害・背筋過緊張)
顔面の筋肉は自律神経の影響を強く受けています。
慢性的な緊張状態や睡眠不足、ストレスの蓄積により自律神経のバランスが乱れると、顔面の筋肉に過剰な指令が伝わりやすくなり、痙攣という形で表れることがあります。
また、背筋(首・肩・背中の筋群)の慢性的な緊張が自律神経の働きを妨げている場合も少なくありません。
②筋肉の異常な緊張(結合組織緊張・胆経周辺)
顔面周辺には胆経の経穴が多く分布しており、こめかみから側頭部、目の周りにかけての筋膜・結合組織の緊張が、痙攣を引き起こす一因になっていると考えられます。
噛みしめ癖や姿勢の崩れによる筋緊張の蓄積も、この分類に含まれます。
さらに、慢性的な疲労が続く方では③気(エネルギー)の不足(胃の気の不足)が土台にあり、上記の異常が起こりやすい体質を作っているケースも見られます。
施術動画(参考)
当院の鍼灸による施術の考え方(本治・標治)
本治|五分類・五臓のバランスを整え、自然治癒力を引き出す
当院では、自然治癒力(正気)がうまく働かない背景を五分類(免疫・血・自律神経・筋緊張・気)で見極めます。
片側顔面痙攣の場合、特に血のめぐりの異常(肝機能低下)、自律神経・背筋過緊張、筋肉の異常な緊張が関わっているケースが多く見られます。
腹診を中心に弱っている臓腑を見極め、手足の要穴を用いて五臓六腑のバランスを整えることで、自然治癒力が働きやすい状態を目指します。
これが根本からアプローチする「本治」です。
標治|顔面を通る経絡の流れを良くする
顔面には胃経・胆経・小腸経・三焦経など複数の経絡が通っています。
片側顔面痙攣が起こっている部位では、これらの経絡の流れが滞っていることが多く、こめかみ・頬・口角周囲の経穴に鍼を施すことで局所の気血の巡りを促し、筋緊張の緩和を図ります。
これが症状部位に直接アプローチする「標治」です。
本治と標治の組み合わせ
本治で自律神経・気血の巡りといった体の根本部分を整えながら、標治で顔面部の経絡の流れを整えることで、両面から自然治癒力が働きやすい状態を目指していきます。
鍼は浅め、お灸も熱くない程度の優しい刺激を基本とし、顔面というデリケートな部位への負担を抑えています。
こんな方はご相談ください
- まぶたや口元のピクピクが数週間以上続いている
- 疲れてくると痙攣が強くなる
- 病院では経過観察と言われたが、他にできることを探している
- 自律神経の乱れや肩こり・首こりを併せて感じている





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