咳・痰・声枯れが続く方へ

「風邪は治ったはずなのに、咳だけ何週間も残っている」 「痰が絡んでスッキリしない」 「声を出そうとすると掠れる、枯れる」

このようなお悩みで来院される患者様は少なくありません。

咳・痰・声枯れは、どの患者様も似たような訴え方をされますが、その背景にある原因は一人ひとり異なります。同じ「咳が続く」という症状でも、Aさんは疲労の蓄積が原因であることもあれば、Bさんは冷えによるものであることもあります。当院では、症状だけを見て一律に判断するのではなく、腹診などを通してその方の体の状態を丁寧に把握した上で、鍼灸施術を行っています。

こちらの症状について、動画でも解説していますのであわせてご覧ください。

[動画はこちら](https://youtube.com/shorts/StSUsvpeRQY)

 

当院の見立て方について

当院の検査は主に腹診、時に脈診を用います。五臓六腑の働きを中心に評価し、弱っている臓腑・気血の滞りを見極め、それらに関連する経穴(ツボ)を選穴して鍼灸施術を行います。

同じ咳・痰・声枯れという症状でも、実際にお腹や脈を診てみると、弱っている臓腑や滞りの場所は患者様によって様々です。だからこそ、「咳にはこのツボ」というような画一的な対応ではなく、その方の体全体の状態を見た上で施術内容を決めることを大切にしています。

当院の施術理論について

当院では、自然治癒力がうまく働かない原因を、大きく5つに分類して考えています。

  • ①免疫低下・免疫異常
  • ②血のめぐりの異常
  • ③神経・ホルモンバランスの乱れ
  • ④筋肉の異常な緊張
  • ⑤気(エネルギー)の不足

①免疫低下・免疫異常は、肺(扁桃)や脾(粘膜)の働き、アレルギー体質などに関連します。外から入ってくる邪(ウイルスや冷気、アレルゲンなど)に対する防御力が低下している状態です。

②血のめぐりの異常は、肝(血虚・血瘀)や心(心機能低下)に関連します。体を潤し栄養する「血」が不足したり、巡りが滞ったりしている状態です。

③神経・ホルモンバランスの乱れは、腎(副腎機能)や自律神経系全般に関連します。生命エネルギーの根本である腎の働きや、自律神経のバランスが乱れている状態です。

④筋肉の異常な緊張は、胆(胆経)や帯脈(結合組織の緊張)に関連します。特定の経絡に沿った筋肉の緊張が、体の動きや働きを妨げている状態です。

⑤気(エネルギー)の不足は、胃(胃の気)に関連します。消化機能を含めた全身のエネルギー産生力が不足し、水分代謝などがうまくいかなくなっている状態です。

この5つの視点のうち、どこに根本原因があるのかを腹診・脈診で見極め、関連する経絡・経穴を選んで鍼灸で調整していく、というのが当院の基本的な施術理論です。

こんな方はご相談ください

  • 咳止めや去痰薬を使ってもなかなか改善しない
  • 検査では異常がないと言われたが、咳や痰が続いている
  • 声枯れが数週間〜数ヶ月単位で続いている
  • 疲れやストレスが溜まると症状が悪化する

このような場合、体全体のどこに自然治癒力がうまく働かない原因があるのかを腹診・脈診で見極めることが、症状改善の糸口になることがあります。


※本記事は当院の施術理念に基づく一般的な情報提供を目的としており、特定の疾患の診断・治療を保証するものではありません。症状が重い場合や長引く場合は、必ず医療機関を受診してください。

 

 

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