- 「夜何度も目が覚めてしまう」
- 「寝つきが悪く、眠りが浅い」
- 「朝起きてもスッキリしない」
これらは 不眠症・睡眠障害 の典型的なサインです。
特に「中途覚醒」(夜中に何度も目が覚める)に苦しんでいる方には、病院の薬だけでは十分改善しないケースも少なくありません。
そんなとき、東洋医学の視点から 鍼灸・整体 を取り入れて体質を見直すことが、根本的な改善への近道となります。
東洋医学でみる不眠症の捉え方
東洋医学では、不眠症を単なる「眠れない」という症状だけでなく、「心神不安」「気血不足」「肝火上炎」など体全体のバランスの乱れとして捉えます。
具体的には以下のような体質タイプに分類し、原因に応じて治療方針を決めます。
- 肝鬱気滞型:ストレス・抑圧などで「気(エネルギー)」の流れが滞ることで、イライラや胸苦しさを伴い眠りにくくなる。
- 心脾両虚型:体力や血が不足し、眠りが浅く夢が多い、起きても疲れが残るというタイプ。
- 心腎不交型:腎の働きが低下し、心神(心の働き)が安定せず、動悸・夜間の目覚めを伴う。
- 痰熱・肝火型:食事や生活習慣の乱れで熱が体内にこもり、のぼせ・中途覚醒・寝付きの悪さが出やすい。
これらのタイプにより、鍼灸・漢方・養生法を使い分けることで、ただ眠るための対策ではなく「体質から眠れる体」を作り上げることが可能です。
鍼灸・整体による睡眠改善アプローチ
鍼灸の施術法
鍼灸治療では、以下のような方針で眠りを整えていきます:
- 気の巡りを整え、肝の機能を高めて「気滞」を解消
- 自律神経(交感神経/副交感神経)のバランスを整える
- のど・胸部・首・肩の筋緊張を緩め、血流と気の流れを良くする
- 必要に応じて、腹部・背部・手足の経穴やお灸・置き鍼も併用
代表的なツボには:
- 百会(ひゃくえ):頭頂部、全身の気を上げてリラックス
- 神門(しんもん):手の内側手首近く、心神を落ち着ける
- 内関(ないかん):手首のツボ、胸苦しさ・動悸にも対応
- 三陰交(さんいんこう):足内側、安眠・血流促進に有効
- 足三里(あしさんり):脚の前側、元気・全身調整
- 失眠(しつみん):足裏付近、深い眠りをサポート
さらに、首や肩の凝り、食いしばりによる顎関節周囲の負担が強い場合には、骨格、深部の緊張をほぐすことで寝付きの悪さや中途覚醒を改善します。
整体の併用メリット
鍼灸で内側(気・血・内臓・自律神経)を整えたうえで、整体を用いて外側(骨格・筋肉・姿勢)を整えることで、より根本的な改善が可能です。
例えば:
- 背骨・骨盤・頸椎の歪みを調整して神経伝達・血流を促進
- 筋肉の緊張を緩め、肩こり・首こり・頭痛といった睡眠を妨げる原因を軽減
- 姿勢改善によって呼吸が深くなり、自律神経も安定
このような「鍼灸+整体」の組み合わせにより、薬に頼らずに睡眠障害の改善を目指すことができます。
不眠症改善のための生活習慣とセルフケア
鍼灸・整体による施術だけでなく、日常生活での養生も非常に重要です。
以下の習慣を意識してみましょう
- 毎日同じ時間に寝起きし、体内時計を整える
- 深い腹式呼吸を行い、副交感神経を優位にする
- 就寝前のスマホ・PC使用を控え、ブルーライトの影響を減らす
- 食事は脂っこい・甘い・刺激の強いものを控え、旬の野菜・穀物・魚介を中心に
- 適度な運動・軽いストレッチで筋肉を緩め、血流を促進
- 入浴や温める習慣で体をリラックスモードに
セルフケアを続けることで、鍼灸・整体の効果をさらに高め、中途覚醒や寝付きの悪さといった睡眠障害を改善していく土台が作られます。
まとめ|不眠症・中途覚醒は「体質の乱れ」のサイン
不眠症や中途覚醒、睡眠障害は、ただ「眠れない」で終わるものではありません。
東洋医学では「気・血・内臓・自律神経・骨格のバランス」が整っていないサインとして捉えます。
鍼灸と整体という両輪のアプローチを通じて、体の内側と外側を同時に整えることが根本的な眠りの改善につながるのです。
豊中市で「不眠症・中途覚醒」に悩んでいる方は、ぜひ当院の鍼灸・整体を検討してみてください。
あなたの自然な眠りと、日常の質を取り戻すサポートをいたします。









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